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2004年04月17日土曜日午後3時。
名古屋駅ソフマップで特殊友人MTQ氏と待ち合わせ。
先月オープンしたばかりのこの名古屋駅ソフマップは
総合家電ショップといった趣で、PCパーツも比較的控えめな品揃え。
ジャンクのニオイもなく、あまりチェックする必要のない店のようだ。
無事MTQ氏と出会い、ひと回り店内を物色した後
午後4時過ぎ笠寺レインボーホールへ出発。
午後5時レインボーホール着。
道端に並ぶアンオフィシャルな露天。それに群がるファンの人たち。
キタキタキターーー！ライブにキターって実感。気分が盛り上がる。
駐車場に車を向けると、居た居たイターーー！モーヲタの人たちイターー！
いろいろな所で輪になって寝ッ転がったりしてるーー！
そうか昼のステージで暴れまくって疲れちゃったので休憩してるんだな・・・。
車をとめ、周りをしばらく観察すると、正直ちょっと引き気味になる。
いままでオレが行ってきた音楽ライブの観客の様子と明らかに違う。
トップクに写真を貼り付けまくり、みたいな人ばっかなのか？不安がよぎる。
車を降りて会場に向かって歩き出す。
人の波をくぐり抜けDVDパンフレットを購入した後
2階席入り口近くの中庭でしばし休憩。
MTQ氏と2人ここまでの感想を話し合う。
「家族連れ多いな」 「女の子も結構いる」 「カップルもいたり」
「手ぶらなのがオレ達ぐらいに見える」 「ほとんどの人がなんか袋抱えてるな」
「モーニングシリアル５００円！って！」 「あぁそうかシールが入ってるんだ！」 「おぉ交換会してるよ！」
「DVD買っても袋に入れてくれないんだもん」 「袋、５００円で売ってるな・・・」
「なんかジャージの人多くない？」 「体育祭か？」
「しかしこれほど幅が広い観客って見たことないよな」 「みごとにバラバラだ」
「国民的アイドル」その呼び名の意味が初めてわかった。
ちっちゃな女の子から、家族連れの50代位のおとーさんまで
あらゆる世代の人たちが集まっていたのだった。
実際にそれを目にすると少しオドロキを感じてしまう。
このころにはちょっと前まで感じていた不安のようなものは消え去り
逆に期待が高まっていった。
モーニング娘。はオレに何を見せてくれるんだ？
一服した後、ぞろぞろと入場。
胸ポケットのケイタイにチェック入るかと思ったがまったくスルー。
袋類を持ってないと何にも注目されないみたい。
場内の案内図を頼りに観客席に通じる階段を昇った先に見えてきたのは！
センターステージキターーーッ！
ド派手な中央のヤグラと四方に伸びる花道！
ステージまでえらく近いぞぅ！
花道の先端なんて2階の最前席だったらたぶん目の前だョ！
こ・これは想像してた距離感と違うな・・・。イイかもしんない・・・。
四角柱に組まれた中央のヤグラの上の大きなスクリーンでは
環境問題についてやファンクラブ勧誘のビデオが流れてる。
開演までまだ時間があるのにどこかしらから聞こえてくる
「あいぶぉぉぉぉぉーんンンッ！」のヲタ声。
スモークが漂い始めるステージ空間。
いやが応にも気分は高まっていくのだった・・・。
午後6時ちょうど。ライブスタート！
落ちる照明。
立ち上がる観客。
メンバー紹介ビデオ！
湧き上がる歓声！
カウントダウンがはじまた！（サイリュウムきれーだなぁ）
３！２！１！（やべー結構ドキドキしてる！）
新曲のイントロギターキターーーーッ！
ヤグラの中央に浮かび上がる娘。たちのシルエットーーーッ！
本物が目の前にいるーーーッ！
歌と同時にマグネシウムどっかーーん！
オレの心臓もちゅどーーーん！・・・・・・・・・死。ウソ。
こんだけイケてるオープニングもないな！
ストーンズ初来日公演＠東京ドームの「スタートミーアップ」以来だ！
マジで！
セットリスト
01.浪漫〜MY DEAR BOY〜
〜MC〜
02.Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜
03.モーニング娘。のひょっこりひょうたん島
〜MC〜
04.Do it! Now
05.AS FOR ONE DAY
〜MC〜 (ゴロッキーズクイズ対決：高橋・紺野・小川・新垣・亀井・道重・田中)
06.恋のバカンス / W
07.エーゲ海に抱かれて / 飯田圭織
08.浮気なハニーパイ / カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)
09.BE ALL RIGHT! / ココナッツ娘。
10.ラッキーチャチャチャ！ / ミニモニ。
11.笑顔のデート 最後のデート / ミニモニ。
〜MC〜 (チャーミーズエンジェル：飯田・石川・吉澤・藤本)
12.さくら満開 / モーニング娘。さくら組
13.友情 〜心のブスにはならねぇ！〜 / モーニング娘。おとめ組
14.晴れ 雨 のち スキ / モーニング娘。さくら組
15.愛の園 〜Touch My Heart!〜 / モーニング娘。おとめ組
16.Say Yeah！-もっとミラクルナイト-
〜VTR〜 (モーニング娘。クレヨンで書いてくれよん)
17.メドレー
Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜
恋のダンスサイト
いきまっしょい！
愛車ローンで
Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜
18.そうだ！We're ALIVE
19.シャボン玉
〜MC〜
20.愛あらばIT'S ALL RIGHT
〜アンコール〜
21.ザ☆ピ〜ス
22.ここにいるぜぇ！
誰がいつ近くに来たか？なんてまったく忘れてしまったが、
飯田も矢口も石川も吉澤も辻も加護も高橋も紺野も小川も新垣も
藤本も亀井も道重も田中も、みんな結構近くまで来てくれた。
いや〜良かた！生モー娘。堪能しますた。
全員スタイルイイし、兎にも角にもカワイすぎ！
アンコール終了までぴったり2時間。
すごく短かく感じたのは面白かった証拠だ。
ライブを見なければ絶対分からなかったこともたくさんあった。
- 「浮気なハニーパイ」がなんであんなに評価が高いのかはライブを見なければ絶対分からない。大音響でのハマり具合に爆笑しました。
- とにかく運動量が半端でないこと。流れを断ち切ってしまうMCやら企画やらをはさまねば確かにムリだ。まるまる2時間歌いながらエアロビクスして短距離走りまくる、なんて行為を1日2回行なうなんてのは物理的に不可能だ。
- 「シャボン玉」の破壊力もライブに行かないと絶対に分からない。ななめ前方のヲタの人、ヘッドバンキングやりすぎじゃないか？だ、だいじょぶだったんだろーか？無理しちゃダメだよ！
- 花道＋階段付ヤグラ＋会場にこもる熱気でメンバーは汗びっしょりになってたが、いちばんずぶ濡れっぽいのはやはり高橋、逆にけろっと涼しげなのは辻だった。過呼吸はだいじょぶそうだ。
- 体力の限界ギリギリっぽい。少しでも体調崩したら一気にダウンしそう。
- MCが全然サムくなかった。会場のサイリュウムをお星様に例えたりしてとてもイイ感じ。
- ヲタのみなさんの怒号がすげー。中には笑えるのもあるが、キモくは感じなかった。うるさいんだけどうるさくない不思議なイイ感じ。でも「ののたんッ！」連呼はやはりどうか・・・とも思うがまあいいや。
- 「愛の園」や「さくら満開」などほとんどの曲でヲタのみなさんのモー娘。とのシンクロ具合が素晴らしくて思わず笑ってしまった。
- 「推し」がどーとかいろいろ目にしたりするが、ライブ会場ではそんなものほとんど関係なくみんな「モー娘。」を楽しんでいたこと。感動した。
- オレって結構モーヲタと思ってたがぜんぜん及ばなかった。
いろいろ感じたことも他にもいろいろあったけど忘れちゃった。
とにかく満足満足の2時間だった。
今でもいろんなシーンを思い出して楽しんでいる。
オレなりに思うんだが、モーニング娘。のライブにハマるっていうのは
ロッキーホラーショーにハマるのと同じなんじゃないだろーか。
ファンが作り出した掛け声、合いの手なりが自然なルールとなって
映画を楽しむ以上に、上映会場でみんなで盛り上がる、というのと
モーヲタたちがえらく重なって見えた。
トップク着たり、全身に写真貼り付けたり、特注Tシャツ着込んだり
オレにはそんな楽しみ方はできないが、ライブ中会場のモーヲタを見回してみても
「キモイ」なんて感情は微塵も起こらなかった。
むしろライブが盛り上がるには欠かせないものなんだろーな。
入場料のおおよそ3倍以上は楽しんでるんだもんな。
お前ら楽しみすぎだろ！って注意したくなったよ。
そして某2chなんかで見かける「モー娘。だめぽ論」。
現場に行ってみればそんなもの一切通用しないのがわかった。
ありゃホント一部の人の妄想に近いんだな。
モーニング娘。はオレに何を見せてくれたのか？
・・・こりゃ音楽じゃないな。歌でもない。
いやいや確実に歌であり音楽でありダンスでありステージ上にはそれしかないハズなんだが、
でも他の歌手やミュージシャンのライブとは明らかに違う何かを見た、としか思えないんだよな・・・。
それはいったいなんだろう？
今はわからないな・・・・・・・・・・また行けって事か？オイオイ・・・・。
え〜まずはミュージカルの日程をチェックチェックと。
