今年の夏、8月1日(火)〜27(日)にかけて
モー娘。はミュージカル「リボンの騎士」を公演するらしいが
その配役が発表された。
http://www.showbizjp.com/events/ribbon/cast/index.html
ぜひともがんばってほしい。







これまでのハロプロミュージカルと違い
5ヶ月も前からリハが始められているらしく
本格的なミュージカル舞台になるとのこと。
その様子が「娘DOKYU!」って番組で放送されているが
なんともツッコミどころ満載の人物が登場している。
脚本・演出担当の木村監督だ。
見た目はハゲだ。
ガンダムの人?
毛がない。
しかしそんなことを言ったらそのスジの方から
とっても怒られそうな偉い人らしいごめんなさい。

木村 信司(きむら しんじ)は宝塚歌劇団所属の演出家。
1988年に演出助手として宝塚歌劇団に入団。
1993年『扉のこちら』で演出家デビュー。
鳳凰伝』や『王家に捧ぐ歌』、 最近作の『炎にくちづけを』など、
オペラを素材とした作品が多い。
またこれらの作品で作曲家:甲斐正人とよく組んでいる。
近年は、アメリカによるイラク戦争をふまえた『王家に捧ぐ歌』、
北朝鮮拉致問題をふまえた『スサノオ』など
世界情勢への問題提起をふくんだ作品が多く、
宝塚歌劇団の座付き演出家としての作品つくりの姿勢を
賛否両論されることもあるが、
舞台演出の迫力と美しさには定評があり、
今後の歌劇団を担っていくべき中堅演出家として期待されている。

門外漢にとってはなんのことやら分からんがスゴイ人に違いない。
そして宝塚の舞台をほっといて
モー娘。たちに付き合ってくれるナイスガイだ。
毛がないが。


リハのしょっぱなではメンバーに向かい
「舞台は船だ。監督の俺は船長であり全責任を持つ」
「そして乗組員が同じ方向を向いてないとどっちに進むか分からん」
「だから俺の方法に一切疑問をはさむな」
「分からないことがあったら俺に訊け」
「他の人にアドバイスを受けることはまかりならん」
というような事をいきなりブチかます熱い男でもある。
モー娘。たちも戸惑うことが多いかと思うが
木村監督こそ戸惑いの連続だろう。
はじめて4期メンバーのレコーディングに付き合った時の
つんくPと同じキモチに違いない。
これからも彼には注目していきたい。












しかし本格的ミュージカルとはなんぞや?


監修の植田紳爾って方は
http://www.showbizjp.com/events/ribbon/special/special01.html
  「ポップスとは全く違うジャンルだと思ってください」
  「今までの歌い方はいっさい忘れてください」
みたいなこと語っていらしたし、
木村監督もこんなこと熱く語っていた。
  「歌入りのテープを聴いてそれをマネしたり
   それからまぁそれで覚えたりするって話は聞いたんですけど」
  「要するにその、
   声を聴いてマネてしまうと歌い方をマネてしまう訳ではないですか
   でも、そうではなくて本当に聴きたいのは
   その、さっき(話したように)君達自身の人生が語られたい
   君達自身のニュアンスを作っていく
   ていうことが大切だと思うんで」
  「声のパワフルさに関しては本当にそうだわ
   行くところまで行けばどれだけ伸びるか分からん
   てのは今、ひとつ可能性として思ってる」
  「あの、ひとつ驚いたのは
   あのーソロ歌を歌ってもらったじゃないですか
   ふるさとって曲だったと思うんですけど
   あのその時いちばん驚いたのは
   歌い方が同じだったこと」
  「全く同じ曲を歌っていても
   おのおのに個性があるんだったら
   おのおのに違うはず
   っていうのはあのーいちばんベーシックなところだと思うんですが
   それが欲しいな」
さらにボーカル指導の先生も
  「なんか歌を歌おうと思わないでこの言葉を伝える
   っていうだけのイメージで
   もいっかい歌ってくれる?1番だけ」
なんてことを言っていた。




まずハロプロ歌唱の完全否定から入るのがすげー。
ミュージカル舞台での歌唱ってのは、
歌であって歌じゃないんだ。
あくまで登場人物の意思や生き方の表現方法のひとつが歌なんだ。
ということをみなさん語ってらしているのだろう。
それはそれでなるほどなーと思う。





でも結局宝塚の方々が求める「歌」ってのは
シャンソン」を想像すると早いんだろうか?
・・・しょ、性に合わね〜。
オレにはやっぱ本格的ミュージカルはムリかも・・・。
テーマソングを歌ってる場面もあったが
こう言っちゃなんだがミュージカルらしいつまんねー曲だし。
なんであーいった感じの曲にせねばならんのか。


グルーヴゼロの曲でノリノリ木村監督が面白い。










でも裏舞台は面白いな〜。
もっと見たいな〜。
この素晴らしい経験をきっかけに
秋のツアーでみんな声が出るようになってればうれしいな。