昨日ナゴヤと新宿を弾丸で往復して
リボンの騎士ザ・ミュージカルを見てきた。
真夜中に家に帰ってみると
恋☆カナ初回限定版に付いてくる
「ちゃおスペシャルエディション」の
きらりちゃん部分がうちのチビッ子によりすっかり切り抜かれていた。



(lll゚Д゚) あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!


驚愕したオレはすっかりリボンの騎士の内容など吹っ飛んでしまった・・・・・ウソ。
忘れないうちに感想を記しておこう。


















歌舞伎町にやっとキタ━(゚∀゚)━!!




ほぼ予備知識無しで見た。
なかなか楽しめたのではないか。
客席は7割の入りってカンジ?
通路をはさんで隣の席は家族連れだが
どっかのエライプロデューサーの家族らしく
事務所の関係者が入れ替わり立ち代り挨拶しにきていた。
ん〜芸能界!
途中の休憩25分をはさんで約2時間半の舞台。
短かった!
つまり自分はお話の世界に結構入り込んでいたのではないか。


そのお話を3行で表わしてみると
神様の気まぐれで魂をもらい
地上に人間として生れ落ちた天使たちが
愛を求めて織り成す人生模様を描いたお話
というカンジであったか。
リボンの騎士が悪者をバッタバッタとやっつけて
事件を解決していくお話だと思ってたもんでビックリした。
リボンの騎士は1シーンしか登場しなかった!


主人公サファイヤを演じるのは高橋愛
女の子を演じてる時の声が有り得ないほどカワイイ。
だもんで男の子を演じるとカワイりりしい。


女の子の姿のサファイヤに恋する隣国の王子様を演じるのは石川梨華
初登場の瞬間から場の空気を全部持っていくあのカンジ。
梨華ちゃんはスターだな。
なりきり度が天才的なんだと思う。
でも1ミリでも目線を舞台から外すとコント王にも見える。ヲイ。
その辺がハロヲタからはたまらない魅力だ。


王様の死後サファイヤにとって変わって自分の息子を王様にしようと
あれこれ策略を張り巡らす大臣を演じるのは吉澤ひとみ
オペラグラスで見るとなんとも映える舞台用のメイク。
う、美しすぎる!


その大臣のバカ息子を演じるのは久住小春
セリフはあんまり多くないけどめちゃくちゃ上手い。
何度も言うが1年5ヶ月前はいなかのド素人だったのだ。
澄み渡るように会場の奥まで通る声に感心する小春ヲタのオレ。
オペラグラスでは・・・見えない!美しすぎて!・・・君が怖い〜〜。←ビブラート


大臣を補佐する家臣ナイロンを演じるのは小川麻琴
誠実に大臣に仕えるのにその大臣が国を傾かせてしまい
自ら見限らねばならないシーンは一瞬だが悲しい。
彼女も舞台映えがするな。
オレがモー娘。の彼女を見るのもこれが最後か・・・。
でもひと回り大きくなってハローの世界に戻ってきて欲しい。
次にまこっちゃんを見るのはそう遠くない気がするので
楽しみにしているのだ。


ふたつの魂を持つサファイヤから
女の子の魂を手に入れようとする魔女を演じるのは藤本美貴
彼女は気まぐれで神様から魔女にされてしまったんだからちょっとかわいそう。
魔女だもんで誰にも愛されず、でも誰かから愛されたくて、
フランツ王子に愛されるサファイヤの女の子の魂をなんとか奪おうとする。
いいね。愛を求めてさすらうおっさんにはとても感情移入できる役だね。


栄えていた頃のシルバーランドに集う淑女と
隣国の王子フランツと共にシルバーランドに攻め込む騎士の2役を演じるのは新垣里沙
騎士としての登場シーンの歌声にビックリ!
スゲー声が出ていた。
演技している時の声もこれまたカワイイ。


同じく淑女と同じく騎士を演じるのは亀井絵里
騎士として回り舞台からグーン!とせり上がって登場するシーンには
爆笑したいやいやいやカッコよかった!


同じく淑女と大臣の息子のお妃さまを探すスカウトの2役を演じるのは田中れいな
一瞬博多弁が炸裂したりオペラグラスで見るとれいにゃああああああだったり
田中れいな田中れいなのままだった。
いい意味で。


同じく淑女とスカウトを演じるのは道重さゆみ
一瞬うさちゃんピースが炸裂した!・・・空振りした!
そしてオレがこの舞台で一番ビックリしたのが
さゆとれいなのハモリだった!
さゆ歌うめ工エエェェ(´д`)ェェエエ工!


同じく淑女と王様の側近兵と牢番と3役を演じるのは
三好絵梨香岡田唯
三好がこんなに演技が上手だとは。セリフは少ないが。
歌も声が出ていてビックリ!
岡田も歌のいつもの不安定さがほぼ無くなっててビックリした。
美勇伝のふたりも問答無用の舞台映えが素晴らしい。


オレが見に行った回は牢番役辻希美が出演していた。
ののたんが立った!ののたんが立った!
としか言いようがない。


そして大臣の策略で殺されてしまうシルバーランドの王様と
天上界の神様を演じる宝塚のえびらさんという方と
サファイヤの母上の王妃を演じるマルシアが舞台を締める。









ここまで参照無しに自分の記憶で役などを思い出して書いたので
いろいろ間違えがあるかも知れない。
ミュージカルなんてもんに全然興味がないオレが
これだけ思い出せるっちゅうのが
どれだけ自分がこのお話の世界にはまり込んでいたのかを
表しているのではないか。


しかしそれぞれの役柄の印象よりもとにかく驚きっぱなしだったのが
生演奏のバンドを従えての全員の歌がほぼ正確な音程だったこと!
コレ口パク?
と何回思ったことか。
素晴らしい。


お話は全てが神様の采配によりハッピーエンド。
エピローグを語る神様の上に降りてくる
手塚治虫の大きなイラスト。


オレがこの舞台で一番カンドーして正直ウルッときたのがこの後のシーン。
神様が問う。
魂たちよ。お前たち魂のひとつの物語は終わった。
次にもう一度生まれるとしたら何になりたい?
男の子か?女の子か?
「女の子!」
どんな女の子になりたい?
「アイドル!グループの!」
ではそのグループの名前は?
モーニング娘。!!」
〜♪ラブマシーン〜
・・・・・やっと
キタ━(゚∀゚)━!!


オレはやっぱりどんなに素晴らしいミュージカルよりも
モー娘。が自分たちの曲を歌ってるところがいちばん好きだ。
オレがこの素晴らしい舞台にずーっと感じていたもの足りなさは
つんくミュージックが作り出すグルーヴだった。
次のライブ早よ来い!
コマ劇場を出て黒人のヤクの売人を振り切りながらオレはそう思った。









ん?
主人公を演じた高橋の感想が少なめ?
オレのキモチ。
     カリオストロの城 ラストシーン
銭形「高橋めまんまと盗みおって」
オレ「いいえ。あの方は何も盗らなかったわ」
銭形「いや!ヤツはとんでもないものを盗んでいきました!」
オレ「・・・・・」
銭形「あなたの心です!」
オレ「!・・・ハイ!」


この世にこれ以上素晴らしいエンディングが存在するであろうか。
愛ちゃーーーーーーーん!!!







最後に「リボンの騎士キャノンボールラン〜」に付き合ってくれた
THE LONG & WINDING TALK(仮)の特殊友人MTQ氏と
コマ劇場前広場で初めてお会いした
hello! progress!!OKPさんにお礼を言いたい。
OKPさんまた遊んでくださいね。