ふしぎ少女探偵キャラ&メル

[TV]
2005年05月20日放送
フジテレビ721「ふしぎ少女探偵キャラ&メル


Wのミュージカルが放送されたので見てみた。





少女マンガの金字塔と言えば「ガラスの仮面」。
言ってみれば少女マンガの水戸黄門。もしくは北斗の拳
緊迫した場面で主人公の少女北島マヤが繰り出す
まぶしいばかりの演劇の才能は
まさに黄門さまの印籠もしくはケンシロウ北斗神拳といった趣。
その必殺技(?)が炸裂する時のカタルシス
劇中に登場するライバル達がマヤの必殺技「才能の輝き」に
次々と敗れ去っていくという
その実態は少女マンガの大河ロマンに名を借りた骨太な格闘マンガだ。
・・・・・そうか?


マヤは突出した才能がゆえに演劇の舞台で「舞台あらし」の異名をとる。

大女優原田菊子先生!!


しかし最終的にマヤは自分を周囲に合わせる術を身に付け
そのステップをまた1段上げることになる。






ミュージカル「ふしぎ少女探偵キャラ&メル」で
Wのふたりは「舞台あらし」どころではなく
ところどころ「舞台をやっていない」。
流れを読まないどころかなんつーかふつーに戻ってしまう。
完全に演者じゃなくなってしまう。
アドリブとか客いじりを越えて
ハロモニ。とかで見るいつものふたりになってしまう。
てきとーになってしまう。
イイのだろうか。・・・・・イイんです。
だって客席は完全に一体になっているから。
微動だにしないから。
辻ちゃん加護ちゃん自体が奇跡であろうことの証明であろう。


Wのミュージカルを上演する劇場の真向かいの地下劇場で
劇団つきかげ+一角獣が公演をはじめても
Wのミュージカルをやめて地下劇場に見に行く人は
残念ながら誰もいない。
北島マヤをもってしてもハロヲタは取り込めないのだった。



やっぱライブの方が断然盛り上がる気がするなぁ。